みなさん、ラズベリー型胃癌はご存知ですか?
ラズベリー型胃癌(低異型度高分化型腺癌)とは、近年報告された新しい疾患概念でだそうで。
昔までの胃癌は、99%がピロリ菌が悪さして、がんになっていたそうなんですが、
近年、ピロリ未感染の胃に発生し、見た目がラズベリーのように強い発赤を伴うポリープが見受けられるようになったそうな。
その見た目から、ラズベリー型胃癌というニックネームで学会等でも話題となっているそうです。
まさか自分が胃癌になるとは。・。
今回は、そんなダラ子36歳の癌発覚から手術に至るまで、一連の流れをお伝えします。
体験記③は↓
手術当日(入院2日目)
Youtubeを永遠に聴きながら寝ました。
おはようございます。
朝6時過ぎから血圧や体温を計測され、点滴の準備で注射針を刺されました。
いよいよだな、と少し実感が湧いてくる。
水分も摂らないでくださいね〜。とのこと。
点滴前に、手術時の衣服に着替え、着圧ソックスに履き替え準備万端。
9時ごろ、朝ごはんが来た。笑
だが、ここから長かった・・・
手術の時間は外来の検査の流れもあり、何時からとは言えないとのこと。
さすがゴッドハンド。ひくてあまた。
呼ばれたら、すぐに準備していくという常に今か今かとドキドキする感じ。
もちろん、朝食に続き、昼食もなし。
向かいに本日から入院の方がいらして、昼食の良い匂いがして、お腹すいて辛かった。。
そしてついに、、、、13時半ごろ呼び出し。
手術室へ向かうと・・・
手術前、外来で精密検査した場所と同じ、内視鏡センターで手術だった。
手術室の前で少し待ったが、1つ前の手術の方が出てきた時に、外国人の医者が5人くらい出てきた。
人種も手術着もみんなバラバラだからいろんな国から手術の様子を見学しにやってきたのだろう。
女性のヨーロッパ人は、拍手して首を振りながら出てきた。脱帽、といった表情だった。
執刀医はあのゴッドハンド・・・!
今回、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を執刀してくれる先生は、この業界なら誰しもが知っているというNTT東日本関東病院の「大圃研(おおはた けん)」先生だ。
2016年にはあの情熱大陸でも取り上げられたそうな。📺🎻
(アーカイブ残ってなかったから残念・・・)
もちろん私は大圃先生の存在を知らなかったのですが、がん検診を受けたクリニックの先生がどうやら大圃先生とお友達らしく、内視鏡手術ならNTTでしょ、と紹介してくださった。もちろん大圃先生ご指名で。
後から知ったことなんですが、この大圃先生は、消化器内視鏡を用いた診療のスペシャリストらしく、特にがんに対する内視鏡治療に関しては本邦随一の症例数・経験を有している先生だったのです・・・!
普通なら全国から大圃先生を頼ってNTT東日本関東病院にやってくるほどの人気なのだが、幸運にも私は自転車で行ける範囲に随一の有名ゴッドハンドが居たわけだ。
国内外でも多くの医師が技術を学びに見学に訪れているらしく、きっとさっきの外国人医師たちもその関係なのでしょう。。
一度、「NTT東日本関東病院 大圃研」とググってみてほしい。
予測変換で何が出るかを・・・
私が調べたときは
ゴッドハンド🖐️と出てきました🔍
ありがたい話である・・・
手術開始・・・!
ついに自分の番。
14時前から麻酔やらなにやら準備が始まり、麻酔で眠らされる少し前に大畑先生から簡単に挨拶された。あとはスッと記憶をなくし、15時には病室に戻る。(手術時間は40分間くらいだったそう)
私が気がついたのは、ちょうど処置が終わった後、ストレッチャーで移動する時くらい。
先生たちにはお礼が言えるくらいだった。
病室に着き、ストレッチャーからベッドへの移動も自分でできた。
ダラ男に終わったよとラインを1通送って、少し休憩。。
45分くらいして、だいぶ目覚めた。
痛みはゼロに等しい。敢えていうなら、すこーーーしお腹が張る感覚がある程度。
それも、体を左に横向けると(手術した時と同じ向き)、すぐに治る。
術後の歩行・おしっこも、水分摂取も、最初は看護師さんに見守られて行うのだが、全てスムーズにできた。
さすがゴッドハンド!!!
そのあと、大圃先生がやってきて、予定通りきちんと取りました、とのこと。
胃も全く違和感ない?
はい、違和感ないです。
若いと大丈夫なのかーー。
少しお腹押していいかな??
うん、大丈夫そうね。
この調子じゃ金曜日に帰れるけどどうする?
帰りたいは帰りたいんですが、子どもが甘えてきて大変かもしれないんで、
手伝いに来てくれている義両親は、病院でゆっくりしておいで、と言ってくれています
そうなのね、じゃ予定通り(日曜退院)で行こっか?
もし、家族と相談して退院日を早めたくなったら教えて〜
とのこと。
優しい。神対応。さすがゴッドハンド。
そんなこんなで無事手術終了。もちろん本日はご飯もシャワーもお預けです。
術後の経過がいいことを祈るのみ。おやすみなさい!
同じ病室の患者さんたち
大部屋(4人部屋)で、同室には70代の方と50代の方が昨日一緒に入院した。
70代の方は食道、50代の方は大腸or小腸の手術のようだった。
まずは10時ごろ、50代の方から呼ばれる。どうやら、今日手術して、今日帰るらしい。
腸は分厚いからかな。
70代の方は最後16時前。術後、痛みを訴えていた。食道の術後は痛みを訴える方が多いらしい。
次の日も痛み止め飲んでらしたな。
少しだけ消化器官に詳しくなりました。
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