最近、とある田舎の旅館を訪れた。
ママの会社の先輩が脱サラして開業した旅館だ。
夫婦2人で、自分たちの目が行き届く小さな民宿を経営している。
その先輩にお話を伺った。
結論としては、会社を辞めたこと、移住したことに全く後悔は無いそうで、
家を買ったけど働きたくない私たちにとって、ためになる話だった。
先輩と話したこと、そこから私たちが得た学びをまとめてみたので、
- 会社辞めて新しいことを始めたいけど勇気が、、、
- 会社辞めた生活って実際楽しいの?
- 会社辞めて生活は苦しくないの?
といった思いを持っている人の参考になれば幸いだ。
40台後半でゼロから起業
冒頭でも紹介したとおり、20年以上勤めた会社を退職しての旅館開業だった。
前職の会社は旅館業とは全く関係のない業種で、まさにゼロからのスタートだった。
それでも、立派に旅館を切り盛りされていた。
新しいことを始めるのは、何歳からでもOKだと思った。
初期投資の回収に時間がかかるから、早めに始めた
「旅館をやろうかな?」と思い始めた頃に、仲のいい民宿のオーナーに相談したことがあったらしい。そこで、「旅館は初期投資が大きいから、早めに始めた方がいいよ。」とアドバイスをもらったそうだ。
歳を取ってから開業しても、すぐに身体にガタが来て働けなくなるかもしれない。
そうすると、せっかくの初期投資が回収できなくなってしまう。という話だ。
たしかに。
初期投資の回収に時間がかかることを意識することは重要だ。
旅館に限らず、雑貨屋さんやカフェを開業するにしても、資格を取って独立するにしてもそうだ。
よぼよぼのお年寄りになってから始めるのはもったいない。
「やると決めたら早めに始めよう。」という教訓を得た。
会社を辞めたい気持ちからスタートした
先輩は、まずは会社を辞めたいという気持ちから始まったそうだ。
「でも、辞めるとしたら何をする?」と考えたときに思いついたのが、長年の夢だった旅館業だったそうだ。
私たちも同じだ。
会社(サラリーマン)を辞めたいという思いから、セミリタイアへの道のりがスタートしている。
最初は不純な動機であっても、立派に起業家としてやっている実例を見たから、
私たちも大丈夫という謎の自信を得た。
「お金が無い」のは事実
先輩曰く、会社員時代は羽振りが良く、買いたいものを我慢したことなんてなかったそうだ。
だが、開業してからはお金な無いからそうはいかない。
最近、会社時代の友人たちと出かけたときのこと話だ。
友人たちが買い物に勤しむなか、先輩は欲しいものがあっても買えないから、一日中読書して過ごしていたそうだ。
「買えるけど買わない」のと「買えない」は全く違う。
会社員時代よりも、お金で苦労することがある。
この点は覚悟が必要かもしれない。
ご主人の安定した収入はありがたい
一緒に移住したご主人は、近郊の都市の企業で働きつつ旅館の手伝いもしている。
ご主人の安定した収入があるから、安心と言っていた。
やはり、会社をやめるにあたっては、お金面での「守り」も固めることも重要だと改めて思った。
私たちの場合は、なんと言っても住宅ローンの完済と教育費の確保だ。
起業するならお金の不安をできるだけ取り除くことが理想だ。
まとめ
- 新しいことを始めるのは、何歳からでもOK
- 初期投資の回収に時間がかかるから、早めに始めるべき
- 会社を辞めたい気持ちからスタートしても成功している例あり
- 「お金が無い」のは事実
- お金面での「守り」も重要
こんなことも気づかせてくれる旅だった。
旅行は楽しい思い出もくれるし、学びもくれる。旅行って最高!!!
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