英語を頑張れば人生が豊かになるという錯覚
自分語りになって恐縮だが、私は英語が得意な方だ。
TOEICは800点台、これまで仕事で英語を使う機会を頂き、海外のカウンターパーを相手に英語でプレゼンテーションをすることもあった。
英語を自分の強みだと思ってきたからこそ、今まで英語を頑張ってきた。
ただ、思い返せば、英語力を向上させることに、明確な目的意識、ビジョンがなかった。
「英語力を磨いたその先に何があるのか。」「英語の鍛錬を頑張ることによって、自分の人生がどのように豊かになるのか。」という問題意識を欠いていた。
はっきり言って、今の自分が英語力を磨いても、セミリタイアという目標にほとんど資することがない。
- 英語力を向上させても、給与が上がらない。(セミリタイアの達成が早まるわけではない。)
- もし、海外勤務することになれば、配偶者が現在の仕事を辞めことになる。(もしくは、単身赴任。)
- そもそも、語学力を活かした仕事をしたいという意欲がそれほどないため、今の仕事のモチベーションが上がるわけではない。
ただ漠然と英語を勉強することで、「自分の人生がよい方向に向かっている」という錯覚に陥っていたことに気づいてしまったのだ。
英語を捨てる決意
セミリタイアという明確な目標がある今、努力する方向を間違えないようにしなければと強く思っている。
私は英語を捨てる決意をした。
セミリタイアという目標に資するビジョンを描けない以上は、やみくもに英語を勉強して「きっと人生が良い方向に行っている。」という、かりそめの安心を得るのは止めにしようと。
今は、セミリタイア生活において、やりたい事業が朧げながらイメージできてきたので、それに向けての準備を頑張ることにしている。
ただひたすらに、セミリタイアに向けて
セミリタイアを目指す皆さんにも、自分の努力の方向がセミリタイアに向かっているか、シビアに分析してほしい。
セミリタイアは、バリバリ働くことはやめるけれど、一定程度の事業所得や給与所得があることを前提としている。
事業所得であれ、給与所得であれ、「自分の好きなことで稼ぐ。」のは簡単なことではない。
それこそ、セミリタイアを達成するまでの期間に、しっかりと準備をしないといけないだろう。
例えば、セミリタイア後に、事業でお金を稼ぎたいという人であれば、今から種蒔き始めたい。
仕事を辞めるのは一瞬でできるけど、事業を始めるのは一瞬でできることではないからだ。
人脈を地道に形成したり、ノウハウをコツコツと身につけたり、事業を始めるまでに相当の準備が必要なのだ。
「セミリタイア後にカフェをやりたいなぁ。。。」なんて夢を描いている人が、今一番やるべきことは英語の勉強ではないことは明白だろう。
私は皆さんに、英語の勉強という安寧に浸っていた自分と同じ轍を踏んでほしくないと思っている。
皆さんも一緒に、ただひたすらに、セミリタイアに向けて行動しよう。
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