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子持ちでFIREを目指す人に朗報!?「大学無償化制度」を活用すれば大学の学費がゼロに!?

お金

子持ちでセミリタイアを目指すうえで、学費をどう工面するか頭を悩ませることが多いと思います。

その中でも特に金額が大きい大学の学費ですが、
実は「大学無償化制度」を活用すれば、大学の学費をゼロにすることが可能です。

今回の記事では、「大学無償化制度」のFIREへの活用について検討してみます。

ただ、結論から申し上げると、
「大学無償化制度」を活用して学費をゼロにすることは可能だが、オススメはしない。
というのが私たちのスタンスになります。

それでも、数百万円にもなる大学の学費をゼロにする方法があること自体は、
頭の片隅に置いておく価値はあると思いますので、参考にしていただけると幸いです。

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そもそも「大学無償化制度」とは?

「大学無償化制度」、もの凄く簡単に言うと、

  • 世帯年収が約270万円未満
  • 資産2,000万円未満(不動産は含まない)

の条件を満たすと、大学の学費等(4年間で最大で400万円弱)を補助しますよ。という制度です。

実際にはもう少し要件があったりしますが、こちらでは省略します。
詳細を知りたい方は、以下のサイトがよくまとまっていますので、参照いただければと思います。

大学無償化とは? 制度を利用するための条件や支援額、申請方法|マネープラザONLINE

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FIREを目指すうえで、「大学無償化制度」の対象になるには?

FIREを目指す人が「大学無償化制度」の対象になるにはどうすればよいか検討してみます。

先ほども述べたとおり、「大学無償化制度」の条件には、

  • 世帯年収が約270万円未満
  • 資産2,000万円未満(不動産は含まない)

がありますので、それぞれ見ていきます。

①世帯年収270万円未満の要件をどう満たすか。

これは簡単です。

早期リタイアして、
年収270万円の範囲内でアルバイトをする、
もしくは働かなければよいのです。

ただし、受給資格を満たしているか、年ごとに確認があるそうなので、
子どもの大学在学中は年収270万円未満を維持し続ける必要があります。

資産2,000万円未満の要件をどう満たすか。

次に、資産2,000万円未満。

ここで言う資産には不動産は含まれないとされています。
言い換えれば、不動産のかたちで保有している資産はカウントされないので、
不動産で蓄財すればよいということになります。

さらに言うと、マイホームとして持つのが理想的です。
自分の居住用以外で不動産投資を持つと、家賃収入が発生し、
「世帯年収270万円未満」の条件を満たせなくなる可能性があるからです。

仮にFIREのための必要額を1億円とした場合、
8,000万円をマイホーム等の不動産で資産形成し、
残り2,000万円を現金や株で持っておけば、条件を満たせることになります。

10億円の土地を持っている大資産家でも、
現金や株が2,000万円未満だったら条件を満たせちゃうのね。。。

 

制度の抜け道って感じ。。。

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具体的な「大学無償化制度」のFIREへの活用プラン

具体的なプランを妄想してみます。

  • 資産価値の高いマイホーム(8,000万円程度)を購入。
  • 住宅ローン控除等も活用しつつ、子どもの大学入学前にローン完済。
  • 現金や株も2,000万円に満たない範囲で蓄えておく。
  • 子どもが大学在学中は、マイホームに住み続け、年収は270万円に留める。
  • 大学卒業後、マイホームを処分し株等を買う。
  • 株等による不労所得で生活していく。

という感じです。

ただし、以下のリスク・デメリットがあります。

○大学無償化制度が存続するとは限らない。

基本的には、大学無償化制度は今後も存続していくとは思いますが、
内容が変わったり、廃止となるリスクは念頭に置いておくべきでしょう。

補助のためにライフプランを決めたにも関わらず、「制度が変わっちゃった!!!」
なんてことになるのはリスクが大きいですよね。

○そもそもの制度の主旨に反する。

大学無償化制度は、家庭の経済状況に関係なく進学できるチャンスを与えることを目的にしています。
多くの資産を持っているにも関わらず、大学無償化制度の恩恵を受けることは、違法ではないものの、道徳的な問題があるかもしれません。

自分の子どもに胸を張って言えないかなぁ。。。

○「マイホーム売却→株を買う」という劇的な変化

こちらのプランでは、マイホームを処分し、株などに変えることとしています。
妄想するのは簡単ですが、実際に数千万円というお金を一気に株に変えるのは暴落のリスクもありますし、精神的な負担も大きい行為だと思います。

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「大学無償化制度」の活用の余地があるのはこんな人

改めて、「大学無償化制度」の活用の余地がある人を整理してみます。

○セミリタイア(サイドFIRE)ではなくFIREを目指す人

セミリタイア(サイドFIRE)を目指すのであれば、世帯年収を270万円に収めることがネックになる可能性がありますが、FIREを目指す人であれば、その懸念は問題ないでしょう。

○首都圏に住んでいる人

不動産で資産形成していく前提なので、資産価値の高い不動産をマイホームとして持つことができる、首都圏在住の人は有利でしょう。

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まとめ(「大学無償化制度」のFIREへの活用について、私たちの考え)

以上、「大学無償化制度」のFIREへの活用について検討してきましたが、
私たちは「やらないだろうなぁ。。。」と思っています。

それは以下の理由からです。

○現金等の資産が2,000万円だと不安。

こちらの記事でも述べているように、セミリタイア後は、
毎月、不労所得10万円・事業所得10万円程度を目標にしています。

株等で月10万円(年120万円)の不労所得を得るためには、
3,000万円〜4,000万円の資産が必要となります。(利回り3〜4%を想定。)

それに加えて生活防衛資金も蓄えておかないといけないですし、
やはり資産2,000万円の縛りは厳しいという印象を受けます。

○事業所得を伸ばしたいから。

私たちが目指しているのがFIREではなく、ある程度の事業所得も前提としたセミリタイア(サイドFIRE)です。

事業所得も伸ばしていこうと思っているので、やはり年収270万円という縛りはネックになりそうです。

○制度の主旨に反する後ろめたさ。

「散々検討しておいて、結局そこかよ!」というツッコミをもらいそうですが、
経済的に恵まれない学生を応援する制度なのに、働きたくないという理由で制度を使うのは気が引けます。

こちらの記事でも述べていますが、
ジュニアNISAで運用しているので、ここから学費を出すことになると思います。

以上、述べてきたとおり「大学無償化制度」のFIREへの活用はオススメしません。
ただ、「こんな方法もある。」くらいで、頭の片隅に留めておくのはよいと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。

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