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男性が1年間の育休を取るべき4つの理由

夫婦で1年間育休

最近は男性の育休取得が広まってきているが、私は男性は1年間育休を取ることがベストだと思っている。私自身、第一子のときに1ヶ月、第二子のときに1年間の育休を取得しているが、その経験を踏まえたものだ。以下、1年間取るべき理由を述べていきたい。

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①1年間は「育児休業給付金」がもらえる

育休は育児休業の略で、育児のために「休業」することであり、業務を休むことになるため給料はもらえない。ただ、「育児休業給付金」(公務員の場合は、「育児休業手当金」)が支給されるため、無報酬になる訳ではない。

簡単に「育児休業給付金」を説明すると、最初の6ヶ月は、今までの月の手取りの2/3、それ以降の6ヶ月は、1/2程度がもらえると思ってもらえばよい。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000158500.html
Q&A~育児休業給付~について紹介しています。

例えば、手当等も含めて額面の収入が40万円だとすると、最初の6ヵ月は26.4万円、それ以降の6ヶ月は20万円程度だ。しかも、「育児休業給付金」は税金や社会保険料が引かれないため、まるっとその金額が貰えることになる。仮に妻も同じような額の「育児休業給付金」が支給されるとすると、夫婦揃って1年間の育休を取った場合の収入は、約550万円(月45万円)になる。

月45万円あれば、赤字になることはないだろう。

ともかくも、「育休を取ったら収入が減るからダメ」という先入観に囚われずに、育休を取った場合の収入をしっかりとシミュレーションしてほしい。

働いた場合の収入育児休業給付金による収入の額を計算してみて、あなたは、そのために1年間働くと思えるだろうか。割りに合わないと思うのであれば、よく考えてほしい。

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②妻の育児負担の軽減のためには1ヶ月では足りない。

第一子のとき、1ヶ月の育休を取った。

1ヶ月でも今の時代では長い方かもしれないが、はっきり言って「もっと取ればよかった」というのが私の感想だ。

生後1ヶ月までは子どもは、動き回らないし、授乳とオムツ替え等をしっかりとこなせばよいが、

動き回るようになると、さらに目が離せなくなるし、離乳食を食べ始めたら、離乳食を作る手間や食べさせなければならない。

1ヶ月の育休だと、これからもっと手がかかるようになるタイミングで離脱してしまうことになる。

少なくとも、日中はいわゆる女性が「ワンオペ」(私はこういった類の略語は好きではない。)となる状況になってしまう。

結局のところ、いつまで経っても育児は大変なのだ。

だから、「育児休業給付金」がもらえる間は、育休を取るべきだと思う。

「仕事と育児の両立」なんて言葉が蔓延っているけど、これは大谷翔平の二刀流くらい凄いことで、当たり前のことではない。育児に専念できるなら、専念したって何も悪いことはないはずだ。

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③男性のメンタル面

最近ようやく男性の「産後鬱」がクローズアップされるようになったが、仕事をしつつ、家事・育児に本気でコミットするのは心身ともに大きい負担であることは事実だ。仕事だけでもメンタルの不調に陥ることが珍しくない今の時代、仕事に加えて家事・育児も本気で頑張ろうとすれば、心が潰れてしまうことは当然起こりうることだろう。

もちろん、女性は産後の体力の低下や、授乳は男性に変わってもらうことができないなど、女性特有の負担があり、たしかに男性の方が負担は少ないのかもしれない。ただ、これはあくまでも比較の問題に過ぎないのであって、男性に産後のメンタルの問題が存在しないということにはならないはずだ。

私自身も、第一子の育休明けは、仕事の負荷も結構大きなものがあったし、ストレスを抱えていたのは事実だ。

育休中はメンタル面も良好で、おかげで家族仲良く過ごせていたと思う。

男性も、可能な限り育児に専念できるときは育児に専念し、穏やかな精神を保ってもらいたい。

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④仕事の代わりはいくらでもいるが、親の代わりはいない

最後はこれに尽きると思う。

サラリーマンの場合、自分が抜けたとしても組織は回る。サラリーマンとしての自分に誇りを持っている方にとっては悲しいことかもしれないが、これは事実だ。

「自分が抜けたら迷惑がかかる」と思うのは、職業人としては立派な心がけだと思うが、実際、大した迷惑にはならない。

1年間程度の育休であれば、組織はきちんと後任者をアサインするだろうし、むしろ1ヶ月程度の育休であれば、「1ヶ月だったら空席にしておこう。」という判断になるかもしれない。皆さんの大事な同僚や上司、部下にとっては、案外1年間くらい居なくなる方が助かるかもしれない。

一方、当たり前のことだが、親の代わりはいない。

その子の父親は自分しかおらず、自分の代わりに父親として子どもに接することができる者は存在はしないのだ。

人それぞれ考え方はあるだろうが、私は仕事における自分の役割よりも、父親としての自分の役割の方が重要だと思っている。

育休を取るとき、「取らないと家事・育児が回らないから。。。」といった、申し訳なさが滲んだ言い方ではなくて、

シンプルに「家族との時間が欲しいから。」と言いやすい時代になってほしいものだ。

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まとめ

男性が育休を1年間とっても、「育児休業給付金」があるからお金の面はなんとかなるということは、改めて強調したい。

そのうえで、育休を1年間取るということは、男性にとっても女性にとっても心身ともに安定をした豊かな時間をもたらしてくれるので、是非とも積極的に取得を考えてほしい。

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